フリーエンジニアの働き方は自由度が高く、それだけに自己管理を徹底することが求められる。

自己管理に必要となってくるのは、時間管理と健康管理だ。

フリーエンジニアは比較的自由に時間を使えるため、時間管理が難しくなりやすい。

やるべきことはわかっていても、気分が乗らないからと先延ばしにすることもないとは限らないだろう。

自宅で作業する場合には、プライベートと仕事の時間のメリハリをつけにくくなる。

仕事に夢中になりすぎて、睡眠時間や休憩時間、家族と友人と過ごす時間などが取れなくなる可能性もあるのだ。

時間管理ができないと、納期までに成果物が間に合わないケースも出てくる。

納期に間に合わなければ、当然ながら信用を失ってしまう。

慌てて間に合わせても品質が悪ければやはり信用を失い、継続的な案件獲得が難しくなるだろう。

一方、仕事に没頭しすぎるなら、家族や友人との関係も損なわれてしまいかねない。

時間管理をしっかり行わなければ、フリーエンジニアとして成功するのは困難だ。

また、フリーエンジニアは健康管理も欠かせない。

会社員時代は雇用保険や労災保険に入るため、病気やけが、失業しても補償が得られる。

ところがフリーエンジニアになると、病気やけがで働けなければ何の補償も得られない。

抱えている案件がある中で仕事が続けられなくなれば、クライアントに迷惑をかけてしまう。

そのほか、フリーエンジニアは睡眠や栄養バランスのとれた食事、規則正しい生活といった健康管理も欠かせない。